早いもので世間は8月に突入し、連日、猛暑を超えた“酷暑”と唐突なゲリラ豪雨が世の中を襲っている昨今です。
僕はといえば本業のほうをお休みした影響から、息子を幼稚園に送り、余った時間で8月末に控えた「メフィスト賞」を目指して、ついに新たな長編作品の執筆を開始しております。
人里離れた集落に迷い込んだ主人公が巻き込まれる、不思議な“鐘”の話――ひとまずは8月中にできるだけ早くフィナーレまでを描き終え、万全の状態に整えて月末の提出期限に間に合わせたいところ。
……なのですが、ここ最近、ちょっとこの本腰を入れた“執筆活動”に不穏な空気が立ち込めつつあります。
というのも、夏になった影響で我が家にある“トラブル”が頻発しており、これが思いがけないところで執筆の“壁”として立ちはだかり、困っている次第。
というのも、クーラーをはじめ家電をガンガンに利用すると、いともたやすく“ブレーカー”が落ちてしまうのです。
元々、我が家は嫁さんと僕に息子、嫁さん側の義母という4人家族で暮らしているのですが、買いそろえた家電のパワーが強すぎるのか、不意にブレーカーが力尽き、すべての電気が強制的にシャットアウトされることに。
もう何度、“バツン”という無慈悲な音と共に、一切の家電がこと切れる現象に立ち会ったことか……
当然、こうなると再びブレーカーを上げ、各種家電のスイッチを入れなおす必要があるのですが、困ったことに普段、執筆に使っているデスクトップPCも強制シャットダウンされてしまい、それまで執筆していた諸々が消え去ってしまうことに。
普段、僕はクラウドを利用した執筆ツールで作品を書き貯めているのですが、現在使っているものにはバックアップ機能が用意されていないことから、明示的に“保存”ボタンをタップしないことには、それまで書いたものが水の泡になってしまうのです。
正直、頭をひねらせながら書き綴った文章が白紙に戻るのは、精神的にかなりきついものがあり、その日の執筆は諦めてしまいそうになります……
以前まではノートPCを使っていたため、こういった最悪の事態は回避できていたのですが、それが壊れてしまって以降、我が家の唯一の執筆環境はこのデスクトップPCしか存在しておらず、背に腹は代えられないという状況。
まさか“新人賞”を前に、各所で猛威を振るう“夏”が障壁となって立ちはだかるとは、夢にも思いませんでした。
この無慈悲なブレーカーの罠を回避し、無事、月末までに一作を描き切ることができるのか……
なんとも幸先が不穏ですが、それでも限られた状況下で、僕にできる限りの戦いを繰り広げていこうと思う次第です。
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